Fabミニ四駆カップ2016大会レポート ビギナークラス&カルFab編

Posted by on 7月 22, 2016 in レポート | No Comments
マジFab編はこちら
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社内ではFabCafeのミニ四駆担当と呼ばれている川井です。
3年目となるFabミニ四駆カップ2016が7/16に品川にあるKOKUYOのエコライブオフィスで開催されましたので、今年の熱狂をレポートします。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=d4ApMVfOP24]

 

DSC00101.jpg 大会当日は雨予想だった天気も持ち直し、朝10時半から受付は行列が!今年も朝からただならぬ熱気を感じます。
今年の大会はレギュレーションが大きく変更され、マジFabクラスはほぼなんでもOKになったため、技術的にも見た目的にもかなり期待できそうです。

参加者は徹夜で制作に挑んだ人も多数いたようです。大会委員長の根津さんややまざきさんも4時ごろまで作っていた様子。ちなみに毎年出落ち枠で笑いをかっさらうAutodeskの藤村さんは朝6時50分の段階でまだ製作中ですとのメッセージが。。。果たしてレースまでに間に合うのでしょうか?

 

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藤村さんの心配はさておき、Fabミニ四駆カップ2016はいつものメンバーで無事開幕!大会委員長のznug designの根津孝太さん、大会副委員長のpdc_designworksのやまざきたかゆきさん、会場を提供いただいているコクヨの山崎さんで今年もお送りしていきます。

今年は去年を超える賞品の豪華さ!CNC1台、3Dプリンタがなんと3台プレゼントされます。その他にもIoT電池のMabeeeKTCの工具などメイカーにはたまらない賞品が山盛りです。

 

<Fabミニ四駆カップとは?>

2014年にFabCafeとデザイナー&クリエイティブコミュニケーターの根津孝太さんと、プロダクトデザイナー&スマイルメイカーのやまざきたかゆきさんでスタートしたデジタル工作機械を使って見たことのないミニ四駆を作ってレースをする大会です。毎年、レーザーカッターや3Dプリンターなどを駆使したマシンが登場し、白熱のレースを繰り広げます。

Fabミニ四駆カップは広くモノづくりカルチャーを広げる、根付かせる目的として開催しており、ミニ四駆を通じてモノづくりを始める方やモノづくりのスキル向上を目指す方を増やしたいと考えています。

Fabミニ四駆カップを詳しく知りたい方は過去の大会レポートをご覧ください。
Fabミニ四駆カップ2015 Spring
Fabミニ四駆カップ2014

<ワークショップ&ビギナークラスレース>

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まずはミニ四駆初めての人たちに向けた、「カーデザイナーと作る初めてのFabミニ四駆ワークショップ」がスタート。今年は現役カーデザイナーのデザインユニットt-o-f-uによるオリジナルデザインボディー付き!3Dモデルを3Dプリントし、バキュームフォームで成形し作成しました。しかも3種類の中から選べて自分で好きなデザインに仕上げられるんです。ワークショップは光永さん、清水さん、本多さん、塩嶋さんにご協力いただきました。

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作ることはもちろんですが、毎年レースが大賑わいなビギナークラス。子供も大人も関係なく一緒にレースで対戦します。負けて悔しがる子や泣き出す子たちも。これでレースの楽しさを知って翌年はカルFabクラスで参加する子たちもいるんです。

DSC00077DSC00078持参したラインストーンを付けておしゃれに仕上げたスミレ号。

みんな思い思いにデザインしたボディーに満足そう。レースに向けて準備万端です。

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今年は女の子も沢山参加してくれました。

 

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 決勝は大人対子どもたち!こんなレースが盛り上がるのもFabミニ四駆ならではです。

 

<カルFabクラス>

午後からはいよいよ本大会のスタート。タミヤアップグレードパーツを使用した改造が認められているカルFabクラスの開始です。今年は圓田家、清水家、千田家、金子家など、親子で参加するチームが続出。
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圓田家の「なっちゃん」は娘の小春ちゃんのイラストをパパがFusion360でモデリング。ママもカッティングシートの切り出しとラインストーンデコレーションに加わり、家族3人で作り上げたマシンです。

 

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なので、テスト走行で壊れちゃわないようにパパは必死です。

 

はじめは上の彫刻部分だけだったのが、Sunさんがスイカを食べたかったこととJ750の性能を活かしたデザインが掛け合わさって出来たトロフィー。ちなみにマジFabがスイカ、カルFabがキウイとなっております。テクスチャー表現がこれまでの3Dプリンタとは圧倒的に違って綺麗ですね。

 

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DSC_7656大人げない大人をよそに、スーパー小学生の水野くんはたった2ヶ月でFusion360をマスターし、大人顔負けのモデリング力を発揮したマシンで参戦。見事XYZ Printing賞に輝きダ・ヴィンチ1.0 Proをゲットしました。

 

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そんな中、カルFabで注目を浴びたのは寿司四駆。見た目の艶と照りがマグロそのもの。ちゃんとお盆に乗って出場してきます。

 

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もう一人会場を大いに盛り上げたピンク神輿四駆と寿司四駆の奇跡の対戦。ジャンプのたびに揺れる神輿に観戦者一同が「わっしょい」と掛け声をかけ、会場はあっという間にお祭り状態に。

 

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決勝は最後の最後でトップを奪った加藤さんが優勝。2位と3位は清水家の兄弟!!マシンを作ったお父さんも嬉しそうです。

 

カルFabは大人子供入り乱れての大接戦。さて、いよいよこの後はメインレースとなるマジFabクラス。今年は技術力が更にアップし、切削やIoTを駆使したマシンが多数登場しました。その模様は後日「マジFabクラス編」のレポートでご報告します。お楽しみに。

 

去年と引続き、今年もコクヨさんのエコライブオフィス内スペースにあるとっても素敵なスペースをお借りしました。こんな緑あふれる場所でミニ四駆に没頭している人たちっていうのも面白い画ですね。

 

後編のマジFab編はこちら

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